台風が来たり、昼は暑かったりと今の季節は夏ですか?
よくわからない感じでありますが、がんばっています
うもイトキの伊藤です。
さて、そんな気候とは裏腹に、期限までに納める、
いわゆる「納期」ってヤツが迫ってきております
製造業である以上、この納期ってヤツ次第で得意先の段取りも
変わって来るわけで、それと同時に納期を出す以上、
メーカーとしてはそれに縛られる訳でもあります。
そんな訳で以前より、ご発注いただいた物を本日配達いたしました
製品管理が本当、大変でした(スタッフの方、本当ご苦労様でございました!)
何が大変だったというと、JAS等級に対する品質でした。
材面の品質はもとより、一番大変だったのは含水率と呼ばれる
ものです。読んで字のごとしですが、簡単に言いますと木材に含まれる水分の割合です。
材料の種類にもよりますが、杉材で含水率20%以下はもとより、
15%以下、指定になると管理が大変難しいです。
人工乾燥釜で温度をガンガン上げて、木をカラッカラッにして
してしまえば、良いかもしれないですがそれの、代償に、
木材断面、内部破壊した状態になってしまいます。
いわゆる業界用語ですと「内部割れ」という奴です。
この内部割れは、強度に影響するためない方が言い訳です。
しかしながら、現状、日本農林規格いわゆるJAS材に関してそのような、縛りがないのが現状です。
中身を割ってみないと一般的にはわからない「内部割れ」材。
機会があったので弊社で乾燥した材料を製材して割ってみました。
これを105角に製材してみました。
(色、人工乾燥にしてはいいでしょ。業界関係者ならわかりますよね)
ほぼ、芯のところで割ってます。
内部割れがないでしょ。
合計、200本くらい割りましたがほとんど、内部割れはなく、かつ
含水率20%以下という測定結果となりました。
そんな実験はさておき、
今回は、本当、過密なスケジュールの中、お疲れ様でございました
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