オーク無垢材

無垢の木材はきちんと理解して使うのが重要です。

昨年、工務店様の注文でホワイトオークの階段材を納品しました。
無垢の木材は湿度により伸び縮みする特性があり、
長所としては、調湿効果、短所としては狂いによっておきる割れや反りなどがあります。
今回はその短所の方で、クレームがありましたので対処してきました。
まずは、以下写真を👀
オーク無垢材
クラックが入ってます(写真1)
オーク無垢階段材
こちらも(写真2)
オーク無垢階段材
オーク無垢階段材
無垢オークオープン階段
登る方向から左が壁に埋まり右木口は化粧材となっています。
いずれも右木口からのクラック(割れ)が生じ、ひどいものとなると上から押すと
動いてしまい強度に問題が出ます。
本物件は住宅ではなく店舗で原因はおそらく、エアコンによる低湿度によって乾燥して
右木口側から水分ぬけていったための割れかと思われます。

塗装も自然塗料系のもので塗膜を貼るウレタン系であれば、多少このような割れのリスクは軽減できたと思います。
使用した木材は乾燥材のホワイトオーク材で工場出荷時含水率は12%以下を選別しておりましたが、
吸放湿によってさらに含水率が低下したため、この冬場の時期に割れが出て手直しすることとなりました。

強度的に問題がある板については、
見付からダボ穴錐で穴を開け、
接着剤をクラック部に浸透させて
ビスでもみクランプ。
ダボで埋め木あとは同材のホワイトオークで
埋め木を作り施工しました。
木口は、専用の補修材を入れ込み、
リペアします。
あとは研磨し上から再塗装して出来上がりです😀
よく見ないとほとんどわからないほど、我ながら良い出来前です。👌
今回、現場で補修してきましたが、補修はあくまでも原因解決になっていないので、
また、クラックが入るリスクがあることをお店のオーナーさんには説明してきました。

本物の無垢木材は貴重なものが多いため、決して安価ではありません。
貼り物と違って、研磨や再加工することでまた新たに生まれ変わるもの無垢材の特長です。
しかし、今回のようなリスクも必ずあり、無垢木材は絶対的なものでありません。
私共、木材に従事する人間にとっては、当たり前のことが、川下に行けばいくほど、
常識だと思っていることが薄れてしまうので、
今後もよく説明して、木材と付き合っていかなければならないと再認識しました。

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