杉柾目カウンター材、その2

2月中旬から製作中のアリストンホテル京都十条様のカウンターも

いよいよラストスパートとなります。

本ブログを更新しているということは、ミスなく問題なく製作中

といった感じです。

本物件での難所は

1.納期がない
2.柾目無節材の5mもの長尺材を手配するのに困難なこと
3.乾燥機での乾燥後、適切な含水率にコントロールできるか
⒋乾燥後の反り、割れ、乾燥による色焼けや桟の跡がつかないか
5.巾125のピッチで接着後、そのピッチにて切削を行うため、NC加工を行うための位置決めの難しさ
6.段差のある材料を寸法通り接着(ハギ)することができるか

といろいろ難所があります。
1、2の項目は以前のブログにて解決済で
3については、当社でよく人工乾燥にてスギ材を乾燥することが多いので経験的に、乾燥プログラムが組めます。

4の乾燥後、心配なのは、色焼けや桟の跡です。
特にあくの強そうな杉などでは、熱によって黄褐色に赤みが変化するので化粧材としては見映えが悪くなります。

杉柾目桟の跡については
板と板との空間をあけるための、角材の桟が接している部分だけ、棒状に
色が変化してしまいます。
これを解決させるには、
仕上げの厚みより、大きめに製材し、後で多く表面を削ることで解決できます。
しかし、その分の材料コストが上がるのと、厚くなるので乾燥日数が増えます。
乾燥機から出して検品すると
見るからにして、良い出来映えです😊
杉柾目数ミリ削るとこの表情!!
少し桟の跡が残っているのが気になりますが、恐らく削っていくとなくなると思います。
だいぶカットしてしまいましたが塗装するとこんな感じに仕上がります。
125巾の材料が5枚正確にジョイントされ、合わせて奥行625となっています。
艶消しウレタン塗装のマット感が出ていい感じです。
6の段差のある材を矧ぎあわせるのにものすごく苦労しました。
とりあえず写真を
中央部のコンセントのための開口が開いてますが
その中央部の125巾の板だけ48㎜でその他が40㎜です。
アップすると8㎜分だけ段差を設けています。
要はガラスが入って面一になる設計のようです。
これならば、柔らかい杉の表面を傷つけずに使用できます。
できてしまえば簡単なように思えますが、このテーブルが一番大変でした。
本日は、ここまで、
次回は最終完成品をお届けしたいと思います。

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