杉柾目 カウンター材

杉柾目、カウンター材 最終章

いよいよアリストンホテル京都十条様のカウンター材の製作もクライマックスとなりました。
一番大きいバーカウンターに至ってはこの大きさです。
4人がかりで、ワイドベルトサンダーという機械で
1次研磨を行っています。
マシニングセンターに載せるとこんな感じ。
サイズが長さ約5m、奥行き約1.1mのため、本機械で加工できる
サイズギリギリです。
切削、切り抜きを行いました。
プログラムを間合いがえると確実に納期に間に合わなくなり、
先方に多大な迷惑をお掛けすることになるので、
間違いがないか何度も確認しました。
本物件のカウンターは左写真のように125巾で板同士が合計9枚接着され、奥行き1125となっています。
開口も左写真の500巾つまりは125巾、4枚分のところできっちり加工する必要があるため、
一般の集成材や化粧板などと違って、何でもかんでも開口をくり抜くのではなく、
柾目の美しい木目を生かすため決められたラインで加工しなくてはなりません。

加工はマシニングセンタで行うのですが、刃物が通るラインにカウンター材をきっちりセッティングしなければ、
目的のものに仕上がりません。
この「位置決め」が難所のひとつでした。
最後に仕上げサンダーで規定の厚みまで
仕上げました。
サンダーがけも開口がくり抜いてあるので油断すると
機械に引っかかってしまい破損の恐れもあるので
慎重に行いました。

その後、ウレタン塗装を行ないます。

長さ5mあります。艶消しウレタン塗装ですが、
長いため塗装には思った以上、時間がかかりました。



上述の125巾ピッチで貼り合わせた部分の加工もうまくいきました。
杉柾目 カウンター材艶消しウレタン塗装を施し、三河杉のピンク色がさらにとりきれいです😆
裏は、反り止め防止用の金具を入れています。
125巾で接着を行っているので、反り止め金具を取り付ける際、
そのジョイントに取り付けビスがこないように、
金物も特注製作品です。
最後は厳重に梱包して完成しました。
続いて大テーブルです。こちらのサイズも大きく長さ約2.4m、奥行き約1.1mあります。
前回のブログでお伝えしましたが、中央部のみ厚みが違っています。
中央部の方が厚いので左右にガラスを設置するとほぼ面一になるように設計されています。

とりあえず中央部の材のみ先に穴開けを行いました。
この穴はコンセントのためのものです。
穴の深さは55㎜あります。
左右のパネルを先に作ってから中央部とドッキングさせました。
中央部との段差8㎜分はベニヤを8㎜にして、
それをパッキンにしてプレスしました。
段差部に必ず接着材がはみ出すので、
それをマスキングテープで養生しました。
ここまではシミュレーション通りでしたが、
予期せぬ落ちがありました。
それは、矧いだ後、反りが大きく出てしまったのです。
普通の板材であれば、再度仕上げ厚みに余裕がある限り何とか水平に手直しますが、
面があわないため、機械は使用できず、
手加工で行う方法しか選択できませんでした。
当初は、5mのカウンターが一番厄介なものだと思ってましたが、
思いのほか、この大テーブルに時間を割いてしまい、
結局のところ、納期ギリギリで納品することができました。
ありがとうございました。

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